株式会社コイワイ(本社:神奈川県小田原市、代表取締役:小岩井豊己)は、日本積層造形株式会社(JAMPT、本社:宮城県多賀城市)とともに開発・製造した月着陸機SLIMの着陸脚用の衝撃吸収材が、2025年開催の大阪・関西万博「日本政府館(日本館)」にて紹介されていることをお知らせします。
この部品は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した小型月着陸実証機「SLIM」に搭載され、2024年1月に日本として初めての月面着陸を成功に導いた重要なパーツです。着陸脚の先端に取り付けられた金属3Dプリント製のラティス構造体が、着地の衝撃を自らつぶれることでやわらかく受け止め、探査機本体を守る役割を果たしました。
万博・日本館での紹介について
この衝撃吸収材は、日本政府館の「ファクトリーエリア」にて、「循環型のものづくり」や「壊すことで守る」という日本ならではの発想を伝える展示の一つとして紹介されています。
伝統的な木の橋「流れ橋」とともに、“やわらかく、しなやかに守る”技術の現代版として、宇宙で活躍する最先端の構造が登場しています。
展示では、子どもから大人まで楽しめるように、ドラえもんのナビゲートによる解説もあり、宇宙技術の仕組みや背景が分かりやすく紹介されています。
【展示概要】
- 会 期: 2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
- 会 場: 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)夢洲会場
- 展示場所: 日本館「Factory Area (ファクトリーエリア)」循環型ものづくりゾーン
EXPO2025 大阪・関西万博|⽇本館公式ウェブサイト:2025-japan-pavilion.go.jp
ご来場の際はぜひ、「月着陸機SLIMの着陸脚用の衝撃吸収材」の展示をご覧いただけますと幸いです。
