株式会社コイワイ(本社:神奈川県小田原市、代表者:小岩井豊己、以下、コイワイ)は、このたび3D プリンタ砂型立体造形技術を用いて、EV 車両向けアルミニウム軽量車体フレーム試作鋳造技術を確立させ、国内外の自動車メーカーに向けて受注活動を開始した。

近年、自動車業界では、特にEV 車両の軽量化に向けて、複数部品を一体化させた大型部品をダイカスト工法で一体成形する「ギガキャスト」技術の採用が本格化している。そのダイカスト工法の量産前の試作段階では、砂型を用いたアルミニウム鋳物が不可欠であり、2.5~3.0㎜の大型薄肉鋳物の製造技術に期待がよせられている。

コイワイは、2007年国内初の3D砂型プリンタ導入により、主に自動車エンジン用鋳物部品において、高精度・短納期の試作鋳物造りで豊富な実績を有している。

ギガキャスト向け試作鋳物には、コイワイの以下の技術を組み合わせ実現に至った。
①解析技術
湯流れ・凝固などの高度な鋳造シミュレーション
②3D砂型立体造形鋳造技術
3D砂型プリンタによる高精度砂型造形技術及び平均肉厚3.0㎜の薄肉鋳造技術
③材料開発技術
量産時のダイカスト材料の機械的特性を考慮したアルミ材料開発技術
④熱処理技術
大型薄肉砂型鋳物特有の機械的特性を引き出す熱処理技術及び歪み矯正

以 上

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株式会社コイワイ 本社 営業部
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